キャンプで竹食器
竹は格好の工作材料、竹食器作りを紹介します。
青竹で色々な実用食器が作れます。キャンプ場所の近くに竹藪があれば持ち主に竹を分けてもらいます。無断で切ってはルール違反ですよ。
<道具>
ナタ 、竹用ノコギリ、 紙やすり、 台になる板
竹林に入って、手ごろな竹を切出してくる。
コップ等・・直径7~8cm
おわん・・・直径10~15cm
はし
枝を掃う。ナタによるケガに注意する。
おわん・コップの場合
(1)ノコギリで好みの大きさに切る。
入れ物の場合は、フシを底の部分にするように切る。(転び止めを作るとよい)
(2)切り口にペーパーがけをする。
はし作りの場合
(1)ナタで竹を割る。かたい台の上でたたくようにして竹を割る。
(注)竹をおさえている手をナタで切らないように気をつける。
(2)何度も繰り返して細く切る。
(3)先を削る。
(4)ペーパーかけをする。
野外などでの料理の時ナベを竹で作る。
(1)節3つを持つ長さで切り、タテに2つに割ります。
(2)両側の節を残し、中の節をとります。
(3)卵を割って入れれば目玉焼きのできあがり。
竹めしの作り方
竹飯を作る方法には2通りの方法があります。
竹を縦にする方法と、横にする方法の二通りがありますが、横にする方が、火が満遍なく通りうまく炊けるようです。 横にする方法について説明します。
1.竹の準備
一節間残して切り、左右は中央位から残しておく。かまどにかけるとき、安定するように切りとっておいてもよい。
2.米を入れる窓(ふた)をあける
① 竹の真中を竹の厚み の分だけ切る。
② ①で切った所より2~ 3cm外側を①の要領で切
る。
③ ノミ等を使って竹に 窓をあける。
④ 中の切りかすなどを 出したあと、節から窓 までが短い方を下にして立てる。
⑤洗う前の米を窓まで入れる。
少ない 窓の線まで
3.米をとぐ
① 窓から水を入れ、蓋をして押さえたまま 左右に振って洗う。
② にごりが無くなるまで繰り返す。
③ ふたが上になるように竹を水平に置き入るだ
けの水を入れておく。 (といだ米をいれてもOK )
4.竹めしを炊く
① 米と水の入った竹をかまどの上に並べ転がらないように石などで固定する。
② 竹の中の水が減っていれば足しておく。
③ 火をつけて竹が燃えるくらいまで炊く。どんどん炊いてよい。
④ 噴きこぼれなくなれば、かまどからおろし、暫くの間むらす。
火は満遍なく!
5.竹めしを取り出す
① ナタを使って、両側から竹の上の方を割って取り除く。
6.配膳
竹は切り出してすぐの方がいい。水分が抜けてしまうと燃えやすくなるから、ご飯のほかにスープやたまご焼きもつくれる。竹を、鍋やフライパンのかわりにしていろんな料理のできそうです。!
竹めしを炊く
竹めしを取り出す
器として使う
器として使う