野外活動&キャンプについて

アウトドアスポーツについてのまとめを紹介してます。

ソロキャンプの注意点

知れば知るほど楽しいソロキャンプですが、やはりグループキャンプよりも安全面や防犯上のリスクは高くなります。トラブルや体調不良、ケガをしたときも、自分ひとりで対処しなくてはいけない。

キャンプ場によっては携帯電話の電波が届かないところもあります。夜は管理人不在となるキャンプ場もあります。

女性のソロキャンプや、キャンプの技術に自信がないときは、管理棟に人が常駐しているタイプのキャンプ場を選んでおくと、困ったときに相談できて安心です。

女性のソロキャンプの場合は、SNSへの写真投稿なども場所が特定できないように注意する必要があるでしょう。

一人でキャンプをする場合、トイレやアクティビティに参加する際は荷物を残していくことになります。大事な道具や持ち物が盗難にあわないように、貴重品は鍵をかけられる車やボックスに保管する、

テントのファスナーにつける鍵を利用する、まわりのキャンパーに挨拶しておく、管理棟の近くにテントを張るなど、ある程度の備えをしておく必要があります。

ケガや病気を防ぐためには、キャンプの際の服装選びも重要なポイントです。朝晩の冷え込みに備え、気温差に対応できるスタイルで行きましょう。

虫に刺されないように、露出度は控えめに。日差し対策の帽子やサングラスも必携です。

ソロキャンプのスタイル

ソロキャンプ愛好家が増えるにつれて、ソロキャンプのスタイルもいろいろと出てきています。定番のオートキャンプから、マニアックなキャンプまで、多彩なスタイルを紹介します。

ソロオートキャンプ

イカーやレンタカーにキャンプ用品を積み込んで、キャンプ場まで車で行くスタイルです。テントの設営場所まで車を横付けできれば、荷物の出し入れはとても楽々です。

急に雨が降り出したときは車内に避難したり、車中泊をしたりすることもできます。車が運転できるなら、ソロキャンプ初心者にも便利でおすすめのスタイルです。

車で乗り入れられるキャンプ場は、オートキャンプ場、オートサイト、オートキャンプサイトなどと呼ばれる。場内の一部は車両の乗り入れ不可など制限が設けられている場合もあるので、事前に公式サイトで確認しましょう。

ツーリングスタイル

車ではなく、バイクを移動手段にするのがツーリングスタイル。バイクは意外に荷物をたくさん積めます。重さを気にせずにお気に入りの道具を運べるので、より快適なキャンプが楽しめます。オフロードバイクであれば設営場所の自由度は車以上です。

単身でどこにでも行けるツーリングスタイルは、ソロキャンプの移動手段としては非常に効率的です、移動中から自然が感じられるという魅力もあります。

欠点といえば悪天候に弱いこと。濡れても大丈夫な服装や防水仕様のグローブ・ブーツなどの用意は忘れずに。荷物を積んでいる分、滑りやすい場所でスリップしないように、スピードを落として安全運転をしてください。

バックパックスタイル

大きめのバックパックにキャンプ道具を積み込み、食材や飲み物はクーラーバッグに入れて行くスタイル。電車で移動できるのでマイカーがなくても気軽にキャンプができ、コスパも良好です。これなら渋滞に巻き込まれることもなく、お酒も好きなタイミングで飲むことができます。初心者に適したスタイルです。

バックパックスタイルの場合、背負える容量は個人差があるため、自分の体力や体格にあった容量のバックパック選びが重要です。

登山のように自分が持てる範囲の荷物で、いかに快適にキャンプを楽しめるかは、揃えるものの機能性にかかってきます。必需品を揃えるときは、より軽く、よりコンパクトで便利な道具を集めましょう。

キャリーキャンプスタイル

キャンプの道具をすべてバックパックに入れて運ぶのは、ちょっと重くて辛い。そんな人におすすめなのが、装備一式を旅行用のキャリーバッグに入れて運ぶキャリーキャンプスタイル。

初心者や体力に自信のない人、女性のソロキャンパーでもトライしやすいスタイルです。

ハンモックスタイル

キャンプといえばテントが必需品と思われがちですが、ファンを増やしているのが、テントの代わりにハンモックとタープと寝袋で泊まるハンモックスタイルです。

テントを張るためのポールがいらないので、荷物が軽くて済むのがメリット。テントとハンモックを融合させたキャンピングハンモックや、モスキートネット(蚊帳)つきのハンモックなどもあるので、春から秋まで楽しむことができるでしょう。

ハンモックスタイルは設営や撤収に時間がかからないので、その分、料理に時間を使ったり、「何もしない時間」をゆっくり楽しんだりできます。

テントを張れない傾斜地でもハンモックなら大丈夫です。適当な間隔の木が2本あり、眺めもいい場所を見つければ良いだけです。

ソログルスタイル

ソロキャンプをしたいけれど、トラブルや防犯はちょっと心配、そんな人には「ソログル(ソログループ)」がおすすめです。何人かで集まり同じキャンプ場でキャンプをするけれど、泊まる場所も料理も各自で用意するというスタイルです。ソロキャンプの自由さは捨てずに、適度な距離感で仲間とのキャンプが楽しめます。

タープスタイル

タープとは、アウトドアアクティビティで雨を避け、日差しを遮るために用いる布のようなアイテムです。テントは使わずタープのみで泊まるタープスタイルは、昼間はリビングとしてタープを使い、夜は張り方を変えてテント風にして泊まります。

急に雨が降ってくるなど、悪天候により急いで設営スタイルを変えなければいけないことがあるので、設営に慣れてからチャレンジするとよい。ベテランキャンパーになってくると、タープの種類や張り方ひとつにもセンスがあらわれ、腕の見せ所です。

オーバースペックスタイル

キャンプの道具が好き、ギアが好き。一人でも広いテントやタープを張って、グランピング のように優雅に楽しみたい。

ソロキャンプのセットとは思えないほどの持ち物をマイカーに詰め込んで、家のように快適な居住空間を創り、遊び心あふれるスタイルです。

ソロキャンプ便利グッズ&服装

便利グッズ

防犯グッズ

ちょっとテントを離れる、といった場合にもテントを見てくれる人がいないソロキャンプでは、テントに付ける南京錠や防犯ブザーなどがあると安心です。

虫よけグッズ&救急用具

アウトドアでは、虫に刺されたりケガをしたり思わぬアクシデントやトラブルに見舞われることもあります。虫よけグッズや絆創膏、薬などの救急用具も必需品です。

その他

ソロキャンプに限りませんが、ゴミ袋、軍手、チャッカマン、雨具なども忘れないようにしましょう。ポータブル電源やお湯を保存しておく魔法瓶の水筒などもあると便利です。

ソロキャンプ服装

保温性を高めたり、状況に応じて温度調整できるように、吸湿・速乾性のあるインナーが必要です。

保温性のある中間着、防寒や日焼け防止のアウターなどを季節に応じて重ね着するのが基本。 一番大切なのは動きやすさ。デニムなど動きにくく、乾きにくいものは避けましょう。

女性のソロキャンプは特に防犯上の観点から露出は控えることが大切。できるだけ長袖・長ズボンがおすすめです。

春・夏

春夏では、Tシャツだけでなく急な気温変化に対応したり、虫や日焼けから肌を守ったりするために、長袖のカーディガンやパーカーなどアウターも必要です。

シューズは履きなれたものを。新品だと履き慣れず靴擦れしてしまう可能性があるので注意が必要です。

水遊びをする場合には必要に応じてアウトドア用のサンダルなどを用意します。

秋・冬

秋冬はインナー、保温性の高い中間着、防寒機能のあるアウターを重ね着しましょう。インナーは化学繊維でできた吸収・速乾性のあるもの。

キャンプは何かと動くことも多く、アウトドアアクティビティなども楽しむ人もいます。冬とはいえ動いて汗をかくこともあります。コットン素材などは汗が乾かず体を冷やしてしまう。

中間着は、秋はパーカーなどでもよいですが、冬はフリースやボアなど保温性の高いもの、アウターはダウンがおすすめです。ボトムスは動きやすくあたたかい素材のパンツに防寒対策としてレギンスを重ね着するとよい。

冬は帽子、厚手の靴下やウィンターブーツなどの防寒対策も忘れないようにしましょう。可能であればホッカイロやブランケットも用意しておくと心強いです。

ソロキャンプは荷物の容量が限られるため、レインコートが不要な撥水機能のあるアウターや、脱いだ時にコンパクトにたためるダウンなどを利用すると荷物を軽量化するのに役立ちます。

紹介した道具を中心に選べば、全てを背中に背負うことも可能です。自分の好みのアイテムを必要に応じてプラスして快適に過ごしましょう。