砂浜での海キャンプなんて・・・・。
砂浜での海キャンプは、誰もが憧れるキャンプスタイルなのではないだろうか?
海キャンプは、海水浴、磯遊び、釣りなど海遊びには事欠かせなく海好きにはたまらないキャンプだ。
特に、夏の海水浴シーズンともなれば海の砂浜でのキャンプを楽しみたい人は多いと思う。
しかしながら、砂浜での海キャンプには整備されたオートキャンプ場のようには行かない。
特に夏の砂浜での海キャンプは、キャンパーにとって過酷で難易度の高いキャンプと言っても過言ではない。
逆に、ある一定の条件下での天候と海キャンプへの十分な準備があれば海キャンプは、自然の醍醐味を充分に感じることができるキャンプである。
砂浜の上にテントやタープを張らなければいけない。砂浜キャンプを考えてみたいと思う。
砂浜での海キャンプで、注意する点はどのような事があるのか上げてみた。
季節や天候によって注意することは違うと思うが、考える事は共通だと思う。
①砂浜では通常のペグが使えない
海キャンプで一番に思いつく事は、「ペグ」の事だろう。とくに夏の砂浜キャンプ三大課題は、「ペグ対策」「暑さ対策」そして「風対策」になる。
「ペグ対策」は季節を問わず必須の注意事項。砂浜では基本、通常のペグは無力だ。
砂浜専用のサンドペグを使うなど数々の手法があるのだが、確実なのは砂袋(土のう袋)を利用することが基本。
もちろん砂袋(土のう袋)は、レジ袋で代用することもできる。砂袋(土のう袋)は、ホームセンターで1枚数十円で販売されていて簡単に購入でき安価に確実に砂浜で利用できる事。
この砂袋(土のう袋)またはレジ袋に砂を入れテントやタープの張りのロープを固定するのに利用する。
これらの砂袋(土のう袋)やレジ袋を砂浜に埋め込んでより固定力を高める方法もある。
他にも普通のプラペグや幅の広いペグまたは落ちている小枝や流木を二本使い十字に交差に組み、それを砂の中に埋めてサンドペグの代わりに使う方法もあるが、効果はあまり期待できない。
重要なことは、砂浜での海キャンプには、スコップと多めのロープを用意すること。
砂袋やレジ袋に砂を入れる際に、スコップは必須になる。
②突風に注意が必要。海側、山側からどちらからでも吹いてくる。
海岸の天候は変わりやすい。
晴れていたかと思うと突然雲が出てきて強い風が吹きはじめ、大雨になることもある。
海の天候の判断は、山よりもさらに厳しく判断したい。
台風や発達した低気圧などがもたらす悪天候は、暴風雨、海面の上昇、高潮や高波など危険となることがあるので天候の変化は適時確認して欲しい。
当然と言えば当然なのだが、砂浜では「潮の干満・満潮」の時間や状態を常に把握することが大事。
潮見表などで事前にキャンプ日の潮の状態を理解していて欲しい。
海岸に、運ばれてきた流木や海藻が満潮ラインのひとつの目印になる。
海藻が横一線に並んだ所が満潮ライン、それよりさらに上がったところに流木が横一線に並んだ所が大潮の満潮ライン、さらに上がったところに大きな流木が転がっている所が高波ラインの目安と言われている。
天気のいい日は、満潮ラインより上にテントを設営し雨の日や、風の強い日は、高波ラインより上にテントを設営すると言われている。
高波ラインよりさらに上の安全な場所にテントを張る。
③夏の海キャンプは、暑さとの戦い。
夏の海岸での海キャンプは、暑さとの戦いで過酷なキャンプだ!猛暑日の海辺は、暑く昼間は逃げようがない。
夏のテント内(昼間)は大変暑くサウナ状態になる。
夜になっても気温が下がりづらくどうにもならない。
昼間に蓄えた熱が、寝ている地面からポカポカと湧き出てくる。
クーラーボックスの氷も普段より早めに解けてしまう。
こまめに日陰をみつけて、クーラーボックスを移動することも必要だ。
暑さ対策も兼ねて、テント設営を朝夕にする手もあるが、思うほど効果は期待できない。
寝苦しい夜になる。このように夜風が吹き熱帯夜にならない天候を見定めるのも暑さ対策だ。
暑さ対策は、日陰に入り体を休ませる以外に手段が見当たらない。
クラーがないと寝れないような体質の人は、残念ながら夏の海キャンプは断念した方がいいかもしれない。
小さな子どもとの砂浜の海キャンプは、暑さ対策があまり必要ない春や秋が良いと思う。
④夏の海キャンプには、熱中症対策に気を配る。
炎天下での設営作業などは、熱中症にならぬよう充分な水分補給や休憩を取りながら時間をかけてやること。
⑤砂浜(海岸)での天候や環境の変化・潮の流れに気をつける。
海岸の天候は変わりやすい。
晴れていたかと思うと突然雲が出てきて強い風が吹きはじめ、大雨になることもある。
海の天候の判断は、山よりもさらに厳しく判断したい。
台風や発達した低気圧などがもたらす悪天候は、暴風雨、海面の上昇、高潮や高波など危険となることがあるので天候の変化は適時確認して欲しい。
当然と言えば当然なのだが、砂浜では「潮の干満・満潮」の時間や状態を常に把握すること。
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